顎を動かす筋肉や、顎の関節の周囲に痛みや重苦しいだるさを感じて、顎がうまく動かなくなる症状のことを顎関節症と呼んでいます。
以前は、関節の中にある軟骨のズレや骨の変形に問題があるだろうと思われていましたが、今は、顎を動かす筋肉やその周りの筋膜に問題がある人が多いことがわかってきています。
主に以下のような症状が現れます。
以前は、「かみ合わせや歯並びが悪い状態で、生活を続けると顎の関節に負担がかかり、やがて顎関節症になる」と説明されていました。
そこで取り組まれていた治療方法は
というような元の状態にもどすことができない、侵害性の強い治療が大半をしめていました。
しかし、成功率はどの治療法も50%を超えることなく、かえって悪化してしまう人も多く報告されたため、原因と治療方法の再検討が世界的に始まりました。
その結果「顎関節症は複数の原因によって生じるので、それらに対して多面的な治療をする必要があるが、治療は患者さんにとって害のほとんどない、安全性の高い治療法を選択すべきである」という考え方に大きく舵をとりなおすことになりました。
また、関節の音に関しては、病的なものではないので、積極的に音を消すための治療は必要ないという考え方になっています。
顎に不調を感じている人は意外に多い!でも、慌てる必要はありません。
当院の治療法には、以下のような方法があります。
――以上のようにいろいろな方法がありますが、詳しくは、担当歯科医師にご相談ください。
当院の歯科医師は全員とも顎関節症分野のエキスパートです。個々の患者様に最もふさわしい治療法をご提案いたします